あくびクラブ

気の向くまま出来事や思ったことを記録します。

ハーフィンダール指数って、なに❓備忘メモ

世の中、知らないことが多過ぎます。この言葉もその一つ。

中小企業診断士試験の過去問題集を見ていたら出てきました。

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ハーフィンダール指数*1:特定の業界における各企業の占有率(シェア)の2乗を足し合わせたもの。業界内の競争状況を分析する際に使われる。

上位企業のシェアが大きいほど、ハーフィンダール指数は10000に近づく。これは、その業界が寡占状態*2にあることを示す。

また、この指数がゼロに近づくほど、特定企業への集中度合いが低くなる。つまり、競争が激しくなる。

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ということみたいですが、定義からすれば当たり前のような気もします。

例えば、その業界を独占していれば、シェア100%の2乗で指数は10000。また、指数が小さくなるのは、多数の企業が低いシェアでひしめいている=競争激化、のときでしょう。

検索すると、公正取引委員会のホームページにも掲載されていましたので、重要な指標かと思われます。ご興味のある方は、ご覧になってみてください。私も見ましたが良く分かりませんでした(泣。

www.jftc.go.jp

それよりも、youtubeの動画の方が分かりやすいと思いますが、無闇に引用して規制とかに掛からないか心配なので、リンクは貼りませんでした。

ここは、とりあえず、

ハーフィンダール指数:特定の業界における各企業の占有率(シェア)の2乗を足し合わせたもの。上位企業のシェアが大きいほど、ハーフィンダール指数は10000に近づく。これは、その業界が寡占状態にあることを示す。反対に、この指数が小さい業界では、参入している企業が多く競争が激しい。

と押さえておくことにします。

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【令和2年問題3ーオ】売り手側のハーフィンダール指数がゼロに近づくほど、買い手に対する売り手の交渉力は高くなる。

【答え】誤り。

【考察】売り手のハーフィンダール指数がゼロに近づくということは、この売り手市場が完全競争市場に近づくということ。つまり売り手がたくさん居るので、買い手の交渉力は上がる。これは、買い手に対する売り手の交渉力が弱くなるということを示す。

 

*1:正確には「ハーフィンダール・ハーシュマン指数」と言い、HHIと略す。

*2:「少数の企業」が生産や販売市場を支配している状態。